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No.051:エネルギー(第35回)

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No. 100 update 2006.01.01 PDF版(103.8 kbyte)

年始のご挨拶(2006年)

「年始にあたって」

 新年明けましておめでとうございます.

 2001年9月より発行を始めました本メルマガは新年号が偶然にも100号目となりました.これまで月2回の発行を通じて「将来の社会像」,「エネルギー」,「環境」,「原子力」,「バイオマス」,「水素エネルギーおよび燃料電池」について考えてきました.

 しかし,私自身は2001年頃に感じていた疑問に対する回答は未だ見出せていない状況です.したがって,今年の前半はエネルギー分野の「風力発電」,「太陽光発電」,「太陽熱利用」,「地熱発電」の順に,後半は「環境」,特に「産業廃棄物」や「一般廃棄物」問題について継続して考えたいと思います.


 ところで,個人的な話ですが「自営業」の世界に飛び込んでまもなく5年が経過します.5年間を一区切りと考えることを習慣にしておりますので,私なりに5年間を振り返り「起業」に対する感想を報告させていただきます.

 世間では「起業」が盛んにもてはやされていますが,「会社」勤めも決して悪くないと実感しています.私自身20年近く会社勤めをしていたので,本音でそう感じています.

「会社」勤めは色々な制約がありますが,やはり「明日」に対する不安感は「自営業」と比較して大きく異なります.「自営業」は不安定な毎日の連続で,ちょっと油断をすると事業がすぐ傾きます.

 このような現実を踏まえると,30代後半から40歳代の「起業」はかなりの冒険で,やはり「起業」するなら20代,30代前半か,種々の負担が軽減する50代後半以降が「ベター」というのが実感です.

 ちなみに金融機関に対する「信用」度は「会社勤務」時代よりも大幅に低下します.例えば「起業」直後に住宅ローンの借入,借換えや新規クレジットカード(条件の良いもの)発行も容易ではありません.


 このように「起業」には不安感や制度上の不利な面という「辛い現実」が伴いますが,様々な「ご褒美」も用意されています.

 最大の「ご褒美」は,多くの出会いの機会を持てることです.私自身,この5年間に沢山の方と出会うことができました.特に「中小企業」経営の先輩諸氏とお話の機会をいただけることは光栄です.

 誤解があると思いますが,「起業」直後はスポンサー等がいない一般的なケースでは「零細企業」であり「中小企業」ではありません.「零細企業」を営む立場からは「中小企業」と呼ばれる段階に発展することは一つの目標です.もちろん「零細企業」のまま,個人としての夢を追うのも悪くありません.


 結局のところ,「起業」するかしないか,あるいは「起業」後に「会社」を大きくするかしないかは人生の「選択肢」の一つに過ぎず,本人の人生観で選択すれば良いのではないか,ということです.

 読者の皆様の中にも,「起業」をお考えの方がいらっしゃるかと思います.今年5月には法人設立手続きもかなり簡素化されるようなので,本当に取り組みたいことがあれば「会社」を設立して夢を追うのも悪くない「選択肢」と思います.

 私自身,この5年間は目の前の問題を解決するのがやっとという状況でした.新年にあたり今後の5年間をどのように取り組むのか,少し落ち着いて考えてみたいと思います.


 最後に,読者の皆様にとって,新年が充実した年となりますことを祈念するとともに,今年も本メルマガを宜しくお願いいたします.

[文責:スリー・アール 菅井弘]

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