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No.052:環境(第1回)
はじめに
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No.051:エネルギー(第35回)
海洋温度差発電
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No.050:エネルギー(第34回)
エジプト
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No.049:エネルギー(第33回)
インド
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No.048:エネルギー(第32回)
ブラジル
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No.047:エネルギー(第31回)
スウェーデン
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No.046:エネルギー(第30回)
ロシア
No.045:エネルギー(第29回)
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No.044:エネルギー(第28回)
フランス
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No.043:エネルギー(第27回)
ドイツ
No. 082 update 2005.01.01 PDF版(102.8 kbyte)
新年明けましておめでとうございます. 2001年9月より発行を始めましたメルマガも82号となりました.これまで「将来の社会像」,「エネルギー」,「環境」に関して調べてきました.そして昨年11月からは「原子力」について考えています. 正直,「原子力」は非常に扱い難いテーマではありますが,日本における「エネルギー」問題を考える上でも避けることのできないテーマの一つと考えます.2003年の新年号で述べた「国の借金問題」,2004年の年初に触れた「廃棄物の問題」も非常に複雑かつ厄介な問題ですが,やはり避けることができないテーマと考えます. いずれ直視せざるを得ない問題であれば,目を逸らすのではなく,正面から見据えて取組むことしか解決策がないように思います. 「国の借金」,「大量の廃棄物」,「原子力の利用」は個人の意思とは何ら関係がなく,「国」や「産業界」が勝手に進めた政策の結果だ,と考えることもできます.これはある意味正論かもしれませんが,日本という国に住む限り,私たちの生活に直接影響する大きな問題であることにはかわりありません. 私たちは日本という国に住み,お互いに関わりあいながら生きています.また,「国」や「産業」から様々なサービスを受け,あるいは税金を納めたり,生活の糧を得ています.このような現状を見れば,「国」や「産業」は対岸にあるものではなく,鏡に映った私たち自身の姿とも言えます. 最近の出来事を振り返ると,日本の将来を悲観せざるを得ないことが沢山あるように思えます.しかし,これらの問題も国のあり方等に関する本質的な議論を行い,場当たり的な対応を減らすことで解決できる問題も多いと思います. 日本の現状を打開するための対応策は,歴史を振り返るとある類推できるような気がします.残念ながら幕末と同様に,日本の諸システムを今一度,再構築を必要とする時期がきた,とも言えるのかもしれません. 坂本竜馬のイメージはかなり誇張されているきらいもあり,真偽のほどもわかりませんが「日本(にっぽん)を今一度洗濯いたし申し候」の心構えは現在にも通ずるとことが多いのではないか,と思います. 現在の日本は幕末と異なり,変革のために倒すべき対象がはっきりしていません.このことが,日本の変革を遅らせている最大の原因なのかもしれません.したがって,私たちが考えるべきは,変革すべき対象は一体何なのか,という問題です. 日本型社会主義という言葉があります.確かに日本は「民主主義」国家ではなく「社会主義」国家ではないのか,と感じることもあります.社会主義的な専制主義の原点は強権政治にあると思います.建前はともかく,「国」あるいは「お上」という名の「官僚」や「政治家」の一団に,「黙って俺に従え」と命じられ,この命令に黙って従っている状況と思えてなりません. このような社会システムを可能とする根本的な原因は,私たちの国民性なのかもしれません.したがって,現在の日本を今一度洗濯するとするならば,その原因である私たちの国民性,あえて言うならば「“長いものにはまかれろ”根性」ということではないかと感じています. 私自身,新年を迎えるにあたり大いに反省し,この1年をちょっとだけでも自らの変革に努めたいと思います.
[文責:スリー・アール 菅井弘]
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